墓石の地震対策とは?
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墓石の耐震施工について詳しく紹介!

なぜ墓石に地震対策が必要?重いから倒れないとは限らない

なぜ墓石に地震対策が必要?重いから倒れないとは限らない

震災後、たくさんのお墓が倒れている映像をニュースで見たことがあるのではないでしょうか。重くて硬い石でできたお墓は一見頑丈そうに見えますが、実は地震に弱いです。その理由はお墓の作りにありました。昔ながらの和型のお墓は、台石を2段に重ね、その上に棹石(縦長の石)を置いてあります。重心が高く、特に横揺れには弱い構造なのです。

では地震でお墓が倒れ、隣のお墓を傷つけてしまった場合はどうなるのでしょうか?震度が大きかった場所(おおよそ震度4~5弱以上)では、不可抗力の天災によるものとして責任を追及されることはありません。しかし、震度が弱いにも関わらず倒壊してしまったケースでは損害賠償を求められる可能性があるのです。地震が相次いでいる昨今ではその被害を最小限に抑えられるよう、お墓の耐震性はより強く求められています。

お墓の耐震工法いろいろ

お墓には様々な耐震工法がありますが、ここでは一般的なものをご紹介します。

・耐震ボンド

石材用のボンドで墓石を固定する、メジャーな耐震工法です。比較的簡単な施工で高い耐震性が得られるのがメリット。新規にお墓を建立する場合には標準施工されていることが多いです。

・芯棒

墓石の中心にステンレス製の芯棒を通してお墓自体の構造を強くする、従来からある耐震工法です。リフォームの場合5万円~が目安ですが、新規に建立する場合には標準施工されていることもあります。

・吸収材
墓石の吸収材
出典:泰震

棹石(縦長の石)の下に衝撃を吸収する素材を敷くことで、地震の揺れを逃してくれる効果があります。中でも特に注目されているのが「免震ゲル」。地震による振動を抑えて墓石にかかる負担を大幅に軽減することができます。商品によっては震度7クラスの振動に耐えるという検証結果もでています。従来の芯棒のように墓石に穴を開けなくてもよく、施工も比較的簡単なのでリフォーム時の耐震対策にも向いています。費用はお墓の形状や大きさによって異なりますが、数万円~が目安です。

・耐震基礎工事

特に地盤の弱い墓地では、耐震基礎工事が確実です。地面を掘り起こして鉄筋コンクリートの基礎を作る、通常の住宅と同じような基礎工事を施します。耐震性は格段に高いですが、大がかりな工事になりますので墓地の管理者に許可を得る必要があります。費用も高く、業者によってかなり幅はありますが数十万は見込んでおいたほうがよいでしょう。

先祖代々から引き継いだお墓・数十年前に建てられたお墓は耐震施工がされていない可能性が高いです。リフォームを検討する際には、耐震施工も合わせて行うことをおすすめします。

お墓が震災に遭ったら…罹災証明はお墓でも取れる?

では実際に、自分のお墓が震災に遭ってしまったらどうすればよいのでしょうか?お墓は墓地で管理されているため、管理者側に責任があると思われている方もいますが、責任はお墓の管理者ではなく「所有者」にあります。ですので、お墓が震災に遭って壊れたり倒れたりしてしまった場合には自分で修繕しなければならないのです。

また自然災害などで住家が破損してしまった場合には市町村から罹災(りさい)証明書が発行されることがありますが、お墓は住家にはあたらないため罹災証明の対象にはなりません。

自分の家のお墓が倒れてしまうのは大変ショックなことです。少しでも元に戻したいという気持ちになりますが、墓石は非常に重いものですし、見た目には少しのひびでも見えないところが破損している可能性があります。二次災害を引き起こさないためにも、触ったり無理に動かしたりせず、必ず専門家(石材店)に連絡をしてください。